チャムの変化。


チャムの動きがずいぶんと緩慢になったなぁって、そんなことはしばらく前から感じていたんだけれど、それでも時折、狂ったように部屋中を駆け回るし、僕がシャワーを浴びれば、必ず浴槽の縁に上ってきてお湯をせがむし。麺類大好きっ子で、僕がうどんやラーメンを食べてれば必ず頂戴って来るし(あまりあげないようにしていたけれど)。
けれど、ここ2週間くらい、お湯を飲みに来ることもなく、走り回ることもなく、台所の窓際の棚でじっとしたまま。心配になって抱っこしてみれば驚くほどに軽くて。そんなチャムの姿を見ていると、ナナちゃんの時みたいに、ある日突然、立ち上がれなくなるんじゃないかって、そんなことが頭をよぎると怖くて怖くて、僕は昨日一日、チャムのそばを離れることができず、ずっとずっと話しかけていました。
以前は6kg近くの重さがあったのに、いつの間にか一番軽いマックと同じか、それよりも軽くなってしまっていたようで。後ろ向き抱っこが嫌いで、抱っこするとくるっと体を回転させて正面を向くんだけれど、そんなそぶりも力がなく、あれ?って思わされることが本当に増えました。
ボクの家なんかに来なければ、もっときちんと健康管理もしてあげて、おいしいものも食べられて、もっと僕を独り占めにして甘えることもできたのに。そんな風に言うと、友人は、そんなことないよ。幸せに決ってるじゃないかって、そう言ってくれるけれど。けれど、僕自身がどうにもダメで、そんな言葉も素直に受け入れることができずにいます。宅配の公園にしたって、何もかもが中途半端じゃないかって、誰も彼もに対して申し訳なさを消すことができずにいます。
家で更新が出来ないって言う事情もあるけれど、しばらくは本当にいつ更新できるかわからなくなると思います。それなのに、定期的に見に来てくれているとしたら、本当に申し訳なくて、どう詫びたらいいのかわからないけれど。コメントの返事も返さなくてごめんです。掲示板に写真を貼ってくれているのに、返事もしなくてごめんです。これじゃ、意味ないから、いっそのこと、このブログも閉じてしまおうと思ったんだけれど、やっぱり、いつか帰りたくなったときのことを考えると僕には消せないようです。昔のトットワールドにはチャボの思い出がいっぱい詰まっているし、このブログにも、ナナちゃんの思い出が溢れているし、何よりみんなとのいろんなやりとりもいっぱいだし。やっぱりどうにも消せないようです。掲示板、なかなか返事が出来ないけれど、もし時間が許すようなら、みんなの家の猫たちにも時折は会わせてもらえると嬉しいです。勝手な話でごめん。だけれど、気が向いたら、貼ってってやって下さい。
2000年にホームページを始めてからもう10年が過ぎました。いろいろな人たちと出会い、そして離れてしまった人もいるけれど、そういったことの全てを含めて、やっぱり僕はこの場所が大好きで、5年、10年経って、いや、もっと経って、爺ちゃんみたいになったときに、どこかで会って、猫の話でもできたらどれだけ幸せだろうって、時折、そんなことを考えます。
すっかり毛づやも悪く細くなってしまった元気やチャム、ヒメちゃんやマックを見ていると、何だか僕の心が折れそうになってしまうんだけれど、でもね、やっぱりせっかくこいつらと出会ったんだから、僕のそばにいてくれるうちは、精一杯の思いをあげようと思います。少しでも穏やかな時間に包まれるよう頑張ってやっていこうと思っています。
長い文章、読んでくれてどうもありがとう。