2010年春のあれこれ。

4年弱前。公園に現れた真っ白な猫(チョロちゃん)は口内炎がひどく、よだれを垂らし、ゴハンを食べても悲鳴をあげるほどで。これじゃ、いったいあとどのくらい頑張れるだろう?そんな風に思っていたのに、頑張って薬を飲んで、次第に毛づやもよくなってきて。
冬が来るたび、僕は『今年の冬も頑張って越せますように』そう祈って、そして、この冬も頑張って越せたと喜んでいたのに。異常気象だか何だか知らないけれど、桜も散って、もう大丈夫だと思っていたのに、ブルブル震えるほどに冷たい雨の日が続き、チョロちゃんは次第にゴハンを食べなくなり、ヨダレもひどくなり、真冬を思わせる雨の夜を最後に姿を見せなくなった。
最後の夜、持って行ったお刺身のにおいをかいでは僕の顔を見上げ、何かを言いたそうにしていたチョロちゃんの顔がしばらくは頭から離れず、いったい、あの公園で僕はどれだけの猫とさよならをしてきたんだろう。おねえちゃん、パパ、ジロー、デカンタ、チャタロー、ヒネオ、妃殿下、ポンタ……

それでも、以前と違うのは、そんな思いを味わっても、やっぱり僕は猫が好きで、あの子たちが好きで、関わった以上は最後までそばにいて欲しくて。そんな風に思えるようになっただけ、少しは進歩したのかな、なんて臆面もなく、自分を褒めたりしています。
ご無沙汰です。相変らず日々の暮らしに汲汲としながら、凸凹しながらやってます。そんな状況の中でも同僚と桜を見に行ったり、九州からの友だちを迎えて散歩に出かけたり、楽しい事もいっぱいあります。本当は花見のことや、麻布やいろいろな町の散策のことや書きたいけれど、すぐにまとめられそうにないので、またいずれ機会があったらで勘弁です。
…と思ったけれど、まだ記憶が新しいGWのことだけ書いておこうかな。今年のGWは遊びに来てくれた友人と旧東海道(僕らの一等お気に入りの場所です)を歩き、丸ノ内のビルを歩き、そして明治神宮の芝生でごろんとし……こう書くと慌ただしそうだけれど、本当にのんびりと、ゆったりとした時間を過ごしました。明治神宮の芝生ではひたすらに空を見上げるだけの時間を過ごし、今はそんな時間が本当に本当に嬉しいようです。



家の猫たちは……この夏で17才のマック、12才のトラマル4兄弟、10才になるペコと小春、そして(たぶん)9才の元気と5才のサンタ。マックは慢性腎不全と向き合いながら、ずいぶんと痩せ、力も落ちてきたけれど、それでも相変らず、いろんな場所で粗相をし、僕を困らせてくれています。以前は頭にきていたけれど、今はそれだけの元気があるのなら、と逆にちょっとだけ嬉しかったりもしています。元気はいっとき、ヨダレがひどくゴハンが食べられなかったりしたけれど、ステロイドを飲ませ、今は少し落ち着いています。他にもチャム、シロンパ君、ヒメちゃん、みんなみんな何かしらの問題を抱えて、これが一緒に年を重ねるってことなんだなぁって改めて思ったりしています。

この写真、実は何気にお気に入りで、GWに来た友だちが帰る際、玄関のドアを閉める瞬間写したものです。部屋の汚さはまぁ見なかったことにしてもらうとして、何だかちょっとお気に入りです。


4月の寒い日、ひなたぼっこのヒメちゃんとペコ。何だか今年は本当に寒くて、みんなとのひなたぼっこが多かったような気がします。本当に気持ち良かったなぁ。みんなと寝転んで、ひたすらボケーッとして。そんな嬉しい時間を過ごしながらも、お金の問題やみんなの健康の問題、そして僕の仕事の問題、いろんなことを考えながら、この先、僕はやっていけるんかなぁ?なんて不安に思ったりもするけれど、それでもこうやってみんながそばにいてくれて、どれだけ救われているか、ですよね。

ちゃとらんさん、BBSに今年も桜の写真をありがとう。ソメイヨシノもきれいだけれど八重桜も僕は大好きです。写真に人がほとんど写っていないのは朝早くに撮ってくれたのかな。ちゃとらんさんの桜の写真、僕はとっても好きです。
キャリーちゃんのママさん、hajimeさん、ずっとずっとコメントに返事をしなくてごめんなさい。『元気です!』と胸張って言えないところが、毎度毎度もどかしいけれど……ホントにホントにごめんなさい。