残された時間。

腎臓の数値でBUNというのがあります。基準値は20〜30くらいなんですが、チャムが入院したときはそれが150近くありました。それでも入院治療でよくなり7月には38.9まで下がり、一息つけてホッとし、喜んだのを覚えています。それが今、また100を超えています。病院であれほど点滴をしたのによくなってはくれませんでした。
チャムは今、家にいます。目も見えているようです。連れて帰るとき、院長先生からは、チャムちゃんに好きなものをあげて下さい。そして覚悟はしておいた方がいいかもしれません、との言葉。そっか、やっぱりそうなんだ。わかりました。残された時間、精一杯チャムと向き合います。
スーパーで甘エビを買って(何年ぶりだろう!)チャムだけにあげ、それはそれは大喜びで、こんなに喜んで何かを食べるチャムを見るのは本当に久しぶりで。僕は涙をこらえるのに必死でした。笑わなくちゃ。チャムの前では笑わなくちゃ。そう思うんだけれど、やっぱり目が合えば泣けてしまってだめです。
残された時間がどれくらいかはわかりません。しばらくの間、ブログの更新はまたできなくなるかもしれません。事情があって、家からの更新はケータイです。仕事中にできればいいんだけれど、今は人手が少なく仕事は山積で、それも無理なようです。短い文章で更新するかもしれませんが、家にいる間は、極力チャムと過ごそうと思います。
チャボの時を思い出します。もうだめだとわかってからの時間。その時間がまた僕に訪れた。きついけれど、悲しいけれど、これは神様が僕にくれた最後の贅沢だと思ってチャムと向き合います。望みを捨てたワケじゃありません。でも僕は希望をつなぐと同時に覚悟も決めなければいけないようです。
それからてつこさん、なかなか僕からもメールができないけれど、ジロさんはどうですか。支えになってあげられなくて本当にごめんなさい。ジロさんは頑張ってくれていますか。てつこさんの気持ちは大丈夫ですか。それが心配です。