小春日和。

この言葉が昔から大好きで。そして今日は僕にとってまさに小春日和で。

11月28日夜、小春が少しフラフラしていました。そのときは風邪かな?くらいにしか思っていなかったんだけれど、翌朝、僕の毛布の中、胸元で寝ていた小春は横向きに寝たまま、おしっこを漏らしました。下半身が濡れてもそのまま動かず。ただごとじゃないと思った僕は、急ぎ休みを取り、病院へ。

結果、肝機能値が測定不能なくらい高くなっていました。22〜84が正常のGPTが軽く1000を超え……少し前の血液検査では何の異常もなかったのに。年が年なだけに内視鏡とかいろいろな検査は無理だろうということで対症療法。強肝剤を点滴しながらの入院が始まりました。仕事帰り、毎日面会に行っても、甘えん坊の小春がなくでもなく甘えるでもなく……ただ体をさするとしっぽを左右に揺らしてくれるのが嬉しくて。入院して8日くらいで院長先生から言われました。肝機能値は少し良くなっていたけれど、このまま病院で過ごさせるよりは自宅に連れ帰った方がいいかもしれないと。それって覚悟を決めろってこと?僕は震える心を抑えながら、小春を連れて帰りました。翌日からは仕事帰り、病院に寄って強肝剤をもらい、家に帰って点滴の最後に注入という生活が始まりました。この強肝剤、かなり痛いらしく、点滴のあとでないと駄目とのことで、それでも小春はかなり痛がっていました。朝3錠、夜5錠の薬も飲ませて。小春は本当に頑張ってくれました。

そして今日。朝一番で病院へ連れて行き、血液検査をしてもらった結果。GPTは69まで下がっていました。腎機能値が少し悪いけれど、とりあえず強肝剤はやめて、投薬のみでの様子見です。来週また血液検査に連れて行きます。

本当に苦しかった。トットワールドを始めたときにいた子が誰一人いなくなってしまう、そんな恐怖に包まれてどうにもならない時間の中にいました。今日、血液検査のとき、小春は絶叫していました。この子は気に入らないことがあると、野太い声で怒ります。でも噛んだりひっかいたりは絶対にしません。あー、こんな声をあげられるほど快復したんだ、そう思うと嬉しくて。まだ予断を許す状況ではないんだろうけれど、今日一日、隣にごろんとする小春を見ながら、僕は本当に久しぶりにゆったりとした時間の中にいました。毎日、トットワールドの面々の遺骨に向かってお願いした甲斐があった。兄弟だったチャボとペコに特にお願いしていたから、あとで甘エビでもお供えしなくちゃ。本当にありがとう、みんな。

友だちも心配して神社でこんな狼(犬かと思っちゃいました)と猫のお守りを買ってきてくれて。

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まだまだ穏やかな日が続きますように。いい年末年始を過ごせますように。