ミミちゃんという猫。

何年か前の夏、突然、公園に現れた女の子。初めから人懐こくて、おなかを見せて甘えてくれるような子で、捨てられちゃったのかな、って思ってたんだけれど、寒くなると同時に姿を見せなくなり……
次の年の夏、ミミちゃんはまたひょっこりと現れ、もしかしたら、暖かい季節だけ外に出されてるのかな、なんて想像はしてみたけれど、とうとうわからずじまい。
そのミミちゃんが昨年は寒くなってもいっこうに姿を消すことなく公園に現れ、この厳しい寒さの中、ゴハンを食べるとビクと一緒に僕の足の上で眠るようになり…でも2人乗るにはちょっと狭くて、それでも2人ピッタリくっついて眠る姿はどうにも愛おしくて、連れて帰ってあげたいのにできなくて、1時間くらいして帰るときに下ろすのがどうにも切ない毎日でした。
そのミミちゃんが今日、旅立って行きました。詳細は今は書かずにおきます。と言うより、僕にはまだたぶん書けないと言ったほうが正解かもしれません。
一昨日の夜、いつも以上に僕の足の上で熟睡していたミミちゃん…もう少し、せめてあと少し寝かせてあげればよかった。マックが気がかりで、でもあの日は何か変で、いつもは下ろすと、すぐにどこかに帰って行くのに、ミミちゃんはずっとベンチの上でお座りしたまんま。僕は自転車を押しながら、何度も何度も振り返り、ミミちゃんに『早くお帰り。』と声をかけるんだけれど。あのとき、何かを言いたかったんだろうに。
[:W350]
若いと思っていたミミちゃんはかなり高齢だったらしく、歯もほとんどなく、僕はちっとも気づいてあげられなかった。どうして悔いが残るお別ればっかりなんだろう。
僕はもう楽しい記事、書けないのかな。読んでくれる人たちにも悲しい思いばかりさせちゃってるのかな。ちょっと疲れちゃった。もうわからないや。