風邪をひいた流星。

来年で12歳になる外猫の流星。ちっちゃい頃はゴハンを食べ終わると必ずボクの膝の上で寝るような甘えさん。性格はおっとりで、ゴハンをあげてもあげても、他の子に取られて、抱っこして木の陰とかに連れて行って食べさせなければいけないような子で。10年近く膝の上に乗ることのなかった流星が去年は2回くらい乗ってきたことがあった。あれ?と思って不思議だったけれど、とにかくとにかく嬉しかったっけ。
昨夜。流星はゴハンをあげても全然食べなくて、木の陰に連れて行っても食べなくて、あれ?おかしいな、と思ってたんだけれど、他の子がいなくなったと思ったら、ボクの膝に乗ってきた。乗ってきたと同時にくしゃみの連続。そしてそのまま寝息を立ててすやすや夢の中。そう言や、一昨日の冷たい雨の中でかなり濡れちゃってたもんなぁ。風邪ひくなよ、なんて言ったってわかるわけもなく、しっかりひいちゃってたんだなぁ。
膝の上で寝る流星の体を撫でながら、暖かい家で過させてあげたいと言う思いが止まらず、なかなか下ろせずに。頭に添えた手に体重を乗せて寝息を立てる流星が何だかとってもかわいくて。今日も会えた。けどいつ会えなくなるかわからない流星がむしょうにかわいくてたまらなかった。
けど、おじさんが膝に猫を乗せてベンチに座っていると結構目立つのか、公園脇を通りかかる人の『ね、見て見て』なんて声が聞こえたり、普段は話しかけてこない人が話しかけてきたり。『旦那さんも風邪ひかないように』なんて言われて、ん?旦那さんってボク?とかね。まぁ、何を言われても平気っちゃ平気なんだけど。
昨日、本屋さんで立ち読みした本はニューヨークの9.11で大切な人を失った人の言葉を集めたもので、忙しさとかを理由にしていたけれど、もっと大切にできたんじゃないか、言葉をかけられたんじゃないか、そうすれば後悔ももっと小さくて済んだんじゃないか、そんな思いが詰まっているような本だったんだけれど、人間ってその場ではわかってても、結局は忙しさを理由にしてしまったり、大切なことを忘れてしまったりなのかもしれなくて。そんなことを考えるとワケわからなくなるんだけれど……あれ?また支離滅裂、言いたいことがわからなくなってきた。
………
ジローという猫がいた。口内炎ゴハンが食べられず、どんどんやせ細ってしまっていたんだけれど、それがいなくなる前の日、その日だけは口内炎が嘘のようにゴハンをパクパクと。大好きだったジロー。とってもとっても好きだった。
クリボウという猫がいた。短い付き合いだったけれど、ある日突然公園に現われたクリボウは毎晩毎晩、ボクの膝の上で寝るのを楽しみにしていてくれた猫だった。下ろすときホントに切なくて、ベンチの上でキョトンとボクを見上げる目が悲しそうで、また明日も来るよ、そう言うのが精一杯だったっけ。
今も公園に来ているロクという猫には茶、渦巻という兄弟がいたんだけれど、小さい頃は3人揃ってボクの膝の上。少し大きくなってくると、今度はリュックの中に入り込んで寝てたっけ。帰る時、リュックから出すのが切なかったっけ。
デカンタという全然触らせてくれない猫がいた。それでも毎晩公園に来てゴハンをいっぱい食べてくれる子で。ある日公園に向う途中、道路の真ん中で車に轢かれていた。その体を抱き上げたのがデカンタに触った最初で最後だった。
ボクはいろんな猫と出会って、いろんなこと教わってきたんだなぁ……なんて、改めて書くことではないかもしれないけれど。
猫に縁のない生活を送っていたら、きっともっと金銭的にもゆとりがあったんだろうけれど、金銭的なゆとりがイコール幸せじゃないんだと、負け惜しみかもしれないけれど、ほんの少しだけ、そう思えるようになってきた。たま〜においしいもの食べたり、本買ったり、スタバでキャラメルマキアートなんて飲めるしね(似合わんけど)。昨日は落語の本も買ってきたし(初心者です)。
…と、お金の話がでたところで、事情ありまして、平日の夜、休日はPCからの更新ができません。コメントの返事やブログ更新は平日のみとなりますので、ご勘弁下さい。

さてさて、写っている子の名前を全員当てた方には抽選で1名様に○○○をプレゼント!と言うのは冗談ですが。寝転がるスペースが狭くて、体をまっすぐ伸ばせない季節の始まりです。

キャリーちゃんのママさん。ありがとうございます。今日も東京は冷たい雨ですが、電車に乗る前はダウンを脱いだり、汗をかいて冷えたりしないよう気をつけるようにします。ママさんも気を付けて下さいね。