まだ早いけど、今年一年をちょっとだけ振り返ってみます。

通勤の電車の中で読んだんだけれど、朝っぱらから読んじゃいけない本だったような……って、今さら後悔しても遅いんだけれど。いろんなことを考えちゃって、すっかり働く気がなくなっちゃったような…

のらねこ。 -ちいさな命の物語-

のらねこ。 -ちいさな命の物語-

この中に、こんな一節があります。

ここには苦悩がたくさんある。
人間の勝手で追いやりながら、それでもここで生きるなという。
好きでここにいるわけでも
ましてやひとりになりたかったわけでもないのに……。

そう言や、今年はいろんな苦情を言われたっけなぁ。公園の子たちの水を器に入れていたら、『あたしたちの税金をそんなことに使って欲しくないのよ』って言われたこともあったっけ。川をだめにしたのも人間で、地面をアスファルトだらけにしたのも人間、飲み水の確保さえも大変なんだけどな、と心の中で小さな声で叫んじゃったけど。言われたことに腹を立てているんじゃなくて、(おこがましい言い方だけれど)公園のあいつらを守ることの大変さを改めて痛感させられたりもしたっけ。
宅配の公園。今年の初め頃にはもっともっと大勢いたはずなのに、少しずつ減ってきていること、どうしたのかと心配したりもしたけれど、いなくなってしまった子に何があったのか、どうしていなくなってしまったのか、そんなことを考えると、どうしてこいつら、こんな思いをして暮らさなくちゃいけないんだろうって改めて思わされる。
この間、小春があんまり遊んで〜ってしつこくて、思わずボクは、『お仕事してきてクタクタなんだよ〜、ちょっとのんびりさせてくれよ〜』って言っちゃったんだ。そうしたら、あいつはちょっと寂しそうな目をして、黙り込んで、じっとボクの横でお座りしていたんだけれど、何だかその時の目が、『そんなこと言ったって、あたしだって甘えたいのを、いない間ずっとガマンしてたのよ。』って言っているようで。あ〜、時間は自分を中心に回ってるんじゃないよなぁ。こいつらの気持ち、またないがしろにしてたなぁって。
reeさん、キャリーちゃんのママさん、ちゃとらんさん、てつこさん、どうもありがとう、です。何だかお年寄りの集まりみたいなコメントが増えちゃったけど(失礼〜(^.^))みんなも、何より自分の体を大事にして下さいね。そうでないと、猫たちとの時間を楽しむこともできなくなっちゃうもんね。2003年に一度だけオフ会をしたことがあったけれど、みんなともいつか会えるといいね。痛む腰をいたわるように、トントン叩きながら、とかね。
前述の本の中から1枚だけ写真を。ホントはいけないんだろうけれど、この写真だけは是非みんなにも見てもらいたいなと思います。この表情に、何を思うかは人それぞれだとは思うけれど、何かを感じ取ってもらえればな、と、そんな風に思います。

今日は写真をもう一枚。

宅配の公園の流星です。もうすぐ12回目の冬を一緒に迎えます。前々回の記事の真っ白ニャンと同じ日に撮ったもので、暗くてよくわからないかもしれないけれど、クリックして拡大してみて下さい。とってもきれいな、そしてやさしい瞳をしています。