祭りの後の寂しさ

桜への思い入れが強すぎるのか、咲き始めの頃のときめきと反比例するかのように、散り始めの頃に感じる寂しさが大きい。その昔マック、ナナ、トットを連れて、散歩に行ってた公園の夜桜が今日はやっとゆっくりと見ることができた。小さな公園に大きな桜の木が4本、今日は風が強かったこともあって花びらが舞い、それが電灯に照らされて本当に見事だった。トットが旅立った年の桜吹雪を思い出した。そう言えばあの頃はナナちゃんもまだ若くて、公園の中をドタドタすごい音をたてながら駆け回ってたっけ。2時間くらい遊ばせて、帰るとき、ナナちゃんとトットは名前を呼ぶとすぐに戻ってきてくれたっけ。ナナちゃんはあの頃のことを覚えているんだろうか。今、ナナちゃんは足もとの毛布で熟睡している。その寝顔を見ながら、何だか今夜はちょっぴり切なかったり……
写真は相変わらず腰叩きが大好きな小春。