7月13日の夜に。

ブログを再開して、『うちの子が元気ないんです。』というメールを2つもらいました。僕の家も人ごとでなく、あの若かった頃の無邪気な元気さは消え、それはなくなったけれど、今は存在そのものが『僕自身』であるかのような空気感を漂わせ、『こいつらがいなくなったら…』と、そんなことが頭の片隅をちょっとでもよぎろうものなら、僕は途端にいてもたってもいられなくなります。チャボやナナちゃん、チャムの時の恐怖、トットや元気の時のような突然さ。お別れがどんな形であれ、それはとうてい、すぐに受け入れられるものでなく、自分自身を殴り倒したいような、罵りまくりたいような、そんな衝動にかられます。
昨夜、tamaさんの家のウドくんがお空に旅立ちました。ホームページを開設したばかりの頃に送ってもらった写真で作ったページ、そこに笑うウドくんはとってもやんちゃな感じを漂わせ、その頭の模様の独特な感じにちょっと笑ってしまったのを思い出します。*1tamaさんからメールをもらって、僕はそんなまさか、今日明日のことではないと思って、ちょっとでもつらさを吐き出せたら、と思ってのコメント欄再開でした。でも、間に合いませんでした。*2
出会っては別れ、言葉を交わさない分(心の中では交わしてるんだけどね)、心のつながりは深くなる一方のあいつらは、本当に深い幸せと、ドッカーン!って感じの悲しみを僕らに置いていくんですよね。それでも関わってしまったら最後、もうあいつらからは離れられないんですよね、きっと。

こんな時にかける言葉、何年猫と関わってきても、僕にはすぐには思い浮かびません。ただ……どうか、ウドくんが、迷うことなくあの場所に辿り着いて、そして元気いっぱいに暮らせますように。そして、みんなとみんなの家の猫たちが少しでも長く一緒にいられますように。

*1:そう言えば、あの頃はメールで写真を送るのもまだまだ簡単なことではなく、tamaさんからは封筒で送られてきたのを懐かしく思い出します。

*2:そのコメント欄ですが、僕は年々、人との会話とかやりとりが苦手になってきたように思います。そんなこともあって、コメント欄は閉じたままだったのですが、これからどうしていくのかは少しゆっくり考えさせて下さい。