バレンタインの思い出

長い?人生の中でバレンタインデーにチョコをもらったのは2回。1回目は中学3年の時で、そのときのことはもうほとんど記憶にない。そしてもう一度は高校一年の時。ボクの高校は一学年400人中、女子がたったの20人くらいで、ボクは男子だけのクラスだったんだけど、入学してまもなく、ちょっとしたことで違うクラスの子に一目惚れ。で、募る思いを押さえきれなくなった頃、友達につきあってもらって告白。震えたな〜、あの時は。たしかそれが夏のこと。だけど全然返事をもらえずにすっかりあきらめてたんだけど、翌年のバレンタインデーにいきなり手渡しのチョコをもらって……。
普通に考えればそれで相思相愛、おつきあいが始まるんだろうけど、その頃はボクは部活でレギュラーになって、そっちに夢中で……そうこうしているうちにその女の子はある日突然、違う男とツーショット。まぁ、ショックと言えばショックだったけど、あの時、初めて思ったもんです。『女って難しいな〜〜』と。
その女の子とは後日談があって、高校を卒業してしばらくした頃、電話がかかってきて、おつきあいしたいようなことを言われました。でもボクは大学で京都に行っていたし、やっぱり部活で忙しかったのでそれっきり……それからしばらくして下宿先に届いた結婚通知を読んだときは、何とも言えない複雑さだったっけな。バレンタインデーになるたびに思い出す若かりし頃のもてた話?です。
今年はチョコレートを3つもらいました。一つは60過ぎのおばさんからの手渡しで。もう2つは宅配で。昔、会社でもらっていた義理チョコとは違って、遠方から宅配で届くチョコレートは格別に嬉しいものですね。