酸素室

今、ナナちゃんは病院の酸素室にいます。夜中に何度か呼吸が荒くなり、朝はゴハンも受け付けず……
白血球300。体温35.6度。あれほど熱が下がらない、下がらないと言っていたのがついこの間のことなのに、今は35.6度。白血球は先生に1000を切るようだと致死的数値ですと言われていた。それが300。ナナちゃんの場合、ずっと1000台で踏ん張ってきたから、300なんていう恐ろしい数値でも何とか頑張ってくれているのかもしれない。
とりあえず異常低体温なので体を温め、今まで何度やっても効かなかった白血球を上げる注射、、、これをして様子をみることに。
ボクは入院は極力避けるつもりでいます。数日の入院で持ち直す可能性があるなら入院をお願いするつもりですが、もしその可能性がないならば、連れて帰ろうと思います。いずれにしても今日の夕方にいろいろな検査の結果が出るので、それからの話です。
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連れて帰っても平日は仕事に行かなければならない。考えたくはないけれど、もしかしたら最悪、ボクがいないときに逝ってしまうかもしれない。でもこの家にいる限り、一人じゃない。ヒメちゃんもいる。ナナちゃんを慕っている『元気』もいる。ナナちゃんが面倒を見たトラマルたち4兄弟もいる。決して一人じゃない。入院させてしまったら、、、それこそ一人ぼっち。もうチャボにさせたあの寂しい思いをナナちゃんにまで味わわせるのはいやだ。
夕方検査結果が出たら、なるべく早めに報告するようにします。
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掲示板に朝方のナナちゃんの姿があります。また前みたいに、こんなつらい姿を……って批判のメールをもらっちゃうかもしれないけれど。ボクは最後までナナちゃんの頑張ってる姿を撮り続けます。
もう一度ナナちゃんがゴハンをせがむ姿を撮りたい。
もう一度ナナちゃんのスリスリを撮りたい。
もう一度ナナちゃんと外を歩きたい。
そのためにも、帰ってきてくれよ、ナナちゃん。