命の委任状

何度か言及している『ペットががんになった時』という本は獣医師が書いた本です。その中にこんなくだりがありました。ペットは生活環境も食事も病気の時の治療方法も選べない。すべて飼い主が決めるのだと。すなわちボクら人間はペットから命の委任状を預かっている、と……ペットの幸せを考えて決めたことであるならば、その委任状の使い方に正しい、誤りはないのだと。
たとえば延命治療。賛否両論だろうけれど、飼い主がペットのことを考えて決めた以上、獣医はそれを正しいことだと判断してその考えを尊重するというようなことが書かれていた。