さよなら。

今日5時25分、トラマルが旅立ちました。19才と4ヶ月半。
3年以上前から糖尿病の治療が始まり、一時は回復したものの、その後、肝臓に腫瘍が見つかり……
毎日150mlの点滴、投薬、何度かの入院。きっといやだっただろうに、それでもトラちゃんは一生懸命に甘えてくれて、ご飯も食べ、残されたトットワールドの面々での生活を楽しんでくれていました。
今年の7月、かなり調子を崩し入院させたのですが、1週間後に連れ帰る日、院長先生からは「一週間もつかどうか…」と言われました。でも、それから約3ヶ月、トラちゃんは部屋でのんびりと過ごし、ご飯をせがみ、病院では立ち上がることもできなかったはずなのに、ちゃんと歩いてトイレにも行き、本当に嬉しく思ったのを覚えています。

一昨日から急激に容態が悪くなりました。でも病院へは連れて行きませんでした。トラちゃん、もう残された時間が少ないこと、僕には一目でわかったし、これ以上、しんどい思いをさせたくなかった。本当に猫たちの最期、僕は悩みます。医者へ連れて行くべきなのかどうか。後悔したことも何度もあります。でも今回、トラちゃんを連れて行かなかったこと、きっとトラちゃんは許してくれているのだろうと……僕はそう信じたいです。

何もかもが終わる感覚。
僕は今週末の13日で20年勤めた会社を辞めます。転職のあてもなく、貯金もなく、暗闇の中へ自ら入っていくような、そんな感覚です。でももうココロが持たない。せめてもの救いは20年、席を並べ、仕事を一緒にしてきた同僚も一緒に辞めることです。これからは毎日会うことはできないけれど、そいつの幸せを願いながら、僕は……
うん、僕はどうなるんだろう。

誰かが旅立ったときしか更新しなくてごめんなさい。もう二度と更新しないかもしれない。またするかもしれない。僕にはわからないけれど、トットワールドの歴史は、このインターネットの世界でいつまでも残り、誰かの慰めになれたら、そんな風にも思っています。またいつの日か。


左からヒメちゃん、トラマル、チャム、シロンパくんの4兄弟。2000年の写真です。